第96回

タイの高等教育におけるAI導入の現状と日本語教育へのインパクト:スィーパトゥム大学の事例から考える共生の形」

森 康眞 [Asst. Prof. Yasumasa MORI, Ph.D.] タイ王国スィーパトゥム大学教養学部長顧問 [Advisor to the Dean for Foreign Affairs, School of Liberal Arts, Sripatum University]

講演概要

ファシリテーター

AIリテラシー教育

共生

タイの高等教育では、国家戦略「タイランド4.0」の下、AI人材育成が急務となっている。スィーパトゥム大学(SPU)は「Dynamic University」として、学生支援AI「AI Phuean See(AI親友)」や教員用プラットフォームを独自に導入している。日本語教育現場では、教員の97%がAIを「コ・パイロット/エージェント」として教材作成等に活用し、その役割は知識伝達者からファシリテーターへと変容している。一方、学生の93%がAIを利用しているが、思考過程の省略や出力の無批判な受け入れといった課題も顕在化している。今後は「禁止」ではなくAIとの「共生」を目指した、批判的評価能力を養うAIリテラシー教育の推進が不可欠である。

講演映像

講演資料

講演資料ダウンロード(PDF)