第63回
ツール・環境
高等教育・人材育成
ChatGPTが登場したことで、語学(外国語)教育は確実に変化をしていきます。外国語教育では、いわゆる訳読という形(タスク)から、エッセイやディスカッションなどの発信型タスクが広く導入されるようになりました。しかし、ChatGPTはこのようなタスクを簡単に(かつ、多くの学生よりも正確に)処理することができます。また、対話型AIの登場は学生がいつでも相談できる教員と同級生を得たことを意味します。これによって、一人一人にカスタマイズされた教育や学習の可能性も見えてきました。この先、外国語(英語)単位が必修でなくなることもありえます。このような可能性を踏まえて、ChatGPT登場後の語学教育について考えるべきことを提案します。