第63回

東京藝術大学におけるアートDXとゲームコース

桐山 孝司 東京藝術大学大学院映像研究科長

講演概要

ツール・環境

東京藝術大学では、遠隔授業の必要性をきっかけにオンライン授業ワーキンググループが立ち上がり、その後デジタルツインとして、オンライン展示や演奏会の配信などに範囲を広げた。2023年度からは「芸術未来研究場」と呼ぶ全学的な研究組織が制度化され、芸術分野のデジタル化を推進するためのアートDXもその一領域として位置づけられる予定である。アートDXの具体的なプロジェクトとしては、上野公園全体を3Dスキャンしたデジタル上野の杜を芸術表現のプラットフォームとして活用する試みなどを行なっている。またアートDXが関わることで、ゲームのように美術、音楽、映像などの領域を横断する対象の研究教育を推進している。発表では、デジタル上野の杜を使ったワークショップや、ゲームコース展の様子などを紹介する。

講演映像

講演資料

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