第63回
ツール・環境
オンライン教育
医療・看護教育
獣医学の臨床実習においては1990年代よりいわゆるマネキンなどを用いて使用する動物数や動物への負担を減らす取り組みが行われてきました。しかしながら全身麻酔など動物に負担を強いる実習においては適切な代替法がなく、また既存の方法では生体反応の再現が極めて困難な状況でした。そこで、今回の取り組みではイヌの全身麻酔導入までの行程の理解促進を目的としてゲーム制作会社の協力を得てシミュレータを開発することとしました。本取り組みの最終目標はリアルな教材を開発することで、どの程度教育効果が向上するかを評価することにあります。