第60回
さまざまな課題
ツール・環境
気候変動対策として脱炭素化は急務であり、電力の脱炭素化は持続可能な社会への基盤である。このためには、自然の循環の中で生み出され枯渇しない自然エネルギーへの転換が求められるが、その特徴は小規模分散型発電にあり、大規模集中発電からのパラダイムシフトが生じた。社会の各主体が自らの責任で発電することが可能であり、大学がその社会変革を主導することができる。そこで、千葉商科大学は「まず、隗より始めよ」の精神でそのモデルを示し、その経験を大学コミュニティの中で広めることを考えた。2019年に国内大学で初めて電力に関する自然エネルギー100%大学を達成し、2021年には自然エネルギー大学リーグを設立し、活動を展開している。