第45回
新型コロナウイルス感染症対策
海外事例・国際交流
ツール・環境
2021年9月に客員研究員として赴任したUC Berkeleyが提供している学生および教職員へのサービスについて、DXの観点から報告する。そして、それらを可能にしている組織のあり方、その背後にある考え方、価値観、文化について考察する。その際、全米の大学に広がったCOVIDに関する情報公開や、ビッグデータ活用の倫理的な問題の動きについても紹介する。これらの点は、日本において、大学だけでなく、企業、行政などで、早急に取り組む必要がある。歴史的、文化的背景も異なる日本で、このような環境をどのように実現していくか、デジタル庁が発足したいま、コロナ禍の先を見据え、社会的議論を一気に進める時期にある。