第42回
アンケート調査
初等中等教育・高専
10代以下のこどもたちは、COVID-19そのものによる医学的な健康影響はそれほど大きくないと考えられている。一方で、休校や自粛生活などの環境変化は、こどもたちの心理社会的側面に少なからず影響を及ぼしている。国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」では、全国のこどもと保護者を対象にオンライン調査「コロナ×こどもアンケート」を実施し、こどもたちの生活や健康に関するデータ・声を集めている。2021年9月までに計6回の調査を実施し、延べ4万人弱に協力いただいた。約7割のこどもにコロナに関連したストレス症状がみられること、自傷行為や抑うつの問題を抱えるこどもも少なくないことなどが示唆された。