第35回
授業設計
評価・試験
ツール・環境
これまで対面の講義科目で行なってきたような中間試験・期末試験を行なって成績評価をするような方式の教育の仕方は、オンラインでの講義が基本となる今後は、継続することができないと考えられます。これからの高等教育機関での講義科目では、毎週の授業をベースとして、学生の学修支援を行なうような授業運営の在り方が求められており、コロナ禍で始まったオンライン授業によって、その方式が急速に加速されつつあります。オンラインの教育ツールを利用して、個々の学生の学修状態を反映しながら、学修支援を行なうための基本的な考え方を提示し、これまで不充分ながらも担当する講義において模索してきた方式について報告をしたいと思います。