第35回

東北大学病院のコロナ対応 -大規模ワクチン接種センター・職域接種に至るまで

冨永 悌二 東北大学病院長・副学長

講演概要

新型コロナウイルス感染症対策

宮城県ではこれまで9000人を超える新型コロナ感染者がありながら死亡者はその1%以下であり、コロナ対応の結果は良好である。東北大学病院は、県の医療調整本部の運営、ドライブスルー型PCR検体採取、隔離ホテルへの医療支援などコロナ対応にあたってきた。5月24日から東北大学大規模ワクチン接種センターを運用し、6月21日から職域接種も開始した。行政(宮城県・仙台市)と東北大学病院および県内主要病院間の緊密な連携が基盤であり、行政・医療者間の透明化された即時情報の共有や地方中核として最大の医療資源をもつ大学病院の積極的関与が重要と考えられる。地方モデルの1つとして我々のこれまでの取り組みを紹介する。

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