第34回
新型コロナウイルス感染症対策
令和2年は新型コロナウイルスの対応に明け暮れた一年であった。厳冬の中、新しいウイルスは我々がその正体を認識する前に、密かに感染を拡大し人々を恐怖に落とし入れた。春を迎える頃、感染は本学の学生にも及び、令和3年度前期の授業はすべて遠隔を余儀なくされた。新型コロナウイルスは学生の教育と生活に深刻な影響を与えた。本学は、感染拡大を未然に防止し、学生に安全で安心なキャンパスを提供するという強い決意のもと、検温、消毒、PCR検査センターの開設など、様々な感染防止対策をとってきた。本学の目に見えない小さな敵と闘いの記録を報告し、感染防止に何が重要かを考察したい。