第29回
オンライン授業
ハイブリッド
コロナ禍対策として始まったオンライン授業は, 当初は, やってみて初めてわかった利点を発見する時期であった. 夏になるとキャンパス生活を奪われた学生の苦しみが聞かれるようになり, 物理的な交流の場としての大学の重要性が再認識され, 秋学期はハイブリッドを試行錯誤する学期であった. 2021年度夏学期はまだコロナ感染対策に気を取られながらの授業実施を余儀なくされる中,今考えるべきは2022年度以降どのようにオンラインと対面を混ぜていくべきかの冷静な議論と, それへ向けての地道な準備ではないか.