第28回
学生の声
本講演では、発表者のライフヒストリーを基軸に、格差の再生産構造を越えるために取り組んできたプロジェクトを紹介する。発表者は、オリンピック・パラリンピック業界への若者の参画を目標に7年に渡り活動を行なってきた。COVID-19の影響を受け史上初の延期になった東京2020大会と向き合い、その開催理念や活動実践をボランティアという立場から思考してきた。ボランティアとは、その社会事象に「関わっても関わらなくても良い立場」であるからこそ、「関わる意味」を自ら構築する必要性に迫られる。本発表を通して、オリンピック・パラリンピックの大会準備の意義や、ボランティアの新たな可能性を提示したいと考える。