第21回
海外事例・国際交流
授業設計
英国スコットランドにあるエディンバラ大学では、学年度末に当たる4月に9月からの新学期はハイブリッド授業で行う決定がなされた。世界各地から集まる学生の様々な状況を考慮し、同期授業がなくても学修成果が達成できることを条件にコースを再設計する必要に迫られた。エディンバラ大学日本学科はUniversity College London が開発したコース(再)設計の手法であるABC (Arena, Blended, Connected) curriculum designを用いて、コース再設計を試みた。ABC curriculum designの特徴は、学修活動とその目的をAcquisition, Inquiry, Discussion, Practice, Collaboration, Productionの6つに分類し、学修過程を可視化する点である。本発表では、どのようにABC curriculum designを実践し、既存のコースをハイブリッドコースに再設計したかを報告する。