第21回
ラーニングアナリティクス・学習管理システム(LMS)
京都大学では,2012年度からオープンソースLMSである Sakai をベースとした学習支援サービス PandA の運用を開始し,2019年度には約 1,700科目が利用する重要な基幹システムとして運用されてきた.しかしながら,今回のコロナ禍を通じてその利用は大幅に伸張し,2020年度前期は約4,800科目がコースサイトを開設し,ピーク時で日々約14,000名が利用するという,京都大学のオンライン授業実施にとってミッションクリティカルなシステムとなった.本報告では, 2020年度前期および後期の利用状況をサービス提供を行っている立場からラーニングアナリティクス的な視点で報告する.