第19回
医療・看護教育
さまざまな授業
私の所属する看護学部は、医学系の学部と同様に、講義室での教授法だけでなく、医療器具を使用しての技術演習であったり、実際の患者と接する臨床実習など、さまざまな形態の授業があります。今回、コロナ禍の状況で、オンライン講義を余儀なくされましたが、様々な映像表現を組み合わせ、演習や実習の代替として、より臨場感のあるオンライン講義を実施してきました。秋から冬にかけても、オンラインが継続されることを想定して、さらに臨場感のあるオンライン講義の充実のための工夫を重ねております。現在では、①オンラインで保健師の視点を体験できる「赤ちゃん訪問」。②保育器に入っている未熟児のケアを体験できる「NICU観察システム」。③養護教諭過程のエピペン使用の児童の視点のオンラインVR体験。④CGを活用した訪問看護の対象者の自宅訪問の仮想体験。⑤周手術期の患者さんの観察をオンラインで体験する演習システムなどが施行されており、様々な工夫を凝らしたオンライン講義の一部をご紹介できればと思います。