第18回
ハイブリッド
6月下旬より、幾つかの専門委員会において定期的に、ハイブリッド方式の運用法に関する議論を行なってきた。運用法策定において直面した課題の多くは、感染拡大防止のために設定した数値目標の達成と、学生・教員の少数意見にも配慮したインクルーシブな制度設計との間のトレードオフを、どのように図るかという点に起因していた。当該議論を経て得た新たな気づきは、コロナ後のオンライン教育整備における力点の置き方を定める上でも示唆に富む内容だと考えている。