第16回
新型コロナウイルス感染症対策
さまざまな授業
新型コロナウイルス感染予防・拡大防止を念頭に置きつつ、実践・対面指導が重要となる実験実習について、演者が担当した生化学実習では、実験室立入時間が制限される中、如何に例年に匹敵する学びを提供できるか種々検討し、「遠隔授業と対面実習の組み合わせ」を試みた。特に対面実習では、受講者を少グループに分けて日替わりで実験を実施して3密を回避した。少ない日数で多くの実験を経験するため、調合済み試薬を配布するなど、各実験の効率化を図った。その結果、限られた期間で多くの経験を得るため、執着心を持って実習に取り組んでくれた一方、経験を重ねることが重要な技術取得には、やはり相応の時間を要することも判明した。