第16回
新型コロナウイルス感染症対策
ハイブリッド
学生の声
大阪大学はLMSを活用し、4月は学事暦通りに授業をスタートした。当初は新型コロナ感染拡大防止の各種制限をオンラインの活用でどう解決するか腐心したが、これはコロナ下で対面授業を再開する「キャンパスにおけるニューノーマル」の模索第一段階といえる。新入生向けには4月はじめに「阪大ウェルカムチャンネル」として学習・学生生活情報をYoutubeで発信、SNSを活用して双方向コミュニケーションも確保、緊急事態宣言解除後の6月には総長主導のもと、オンキャンパスで新入生歓迎会を実施した。同時にウイルス感染防止を徹底して2年生以上の実験・実習、学部高年次の研究室活動、少人数教育で条件が整ったものから対面授業を順次再開、学生生活のもうひとつの柱である課外活動についても7月にオンキャンパスでサークル合同説明会を実施し、課外活動も条件を満たしたものからキャンパスでの活動を再開させている。秋冬学期はオンキャンパスでの学びを保障するために対面授業再開を全学的に要請した。感染防止による各種制限はあるが、教育の本来あるべき「対面授業」という姿を損なわない、新時代の教育の可能性を模索することが今年度後半の本学の大目的である。