第11回
初等中等教育・高専
授業設計
教育データ
一人一人の子どもに「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、教師には授業で得られる発言や記述等のデータから子どもたちがどんな風に頭や心を働かせたのか、学びの過程をできるだけ確からしく推測し、それに即して授業のデザインを見直し次のデザイン仮説を得るような授業研究が求められる。本報告では、自治体と東京大学CoREFとの長期連携で構築してきた授業研究コミュニティにおいてウィズコロナ時代の制約を乗り越えるべく取り組んだ対話型オンライン授業と授業研究の試みを紹介し、ポストコロナ時代にICTの支えによって実現したい/できそうな新しい授業研究コミュニティの可能性について述べる。